自転車キャンプに必要な装備は？ - 初心者向けのヒント

自転車キャンプは新しい土地を探索するのに最適な方法です。自転車に荷物を積んで、キャンプに出かけるためのヒントをご紹介します。

自転車キャンプは、初心者にも経験者にもおすすめの旅のスタイルです。自転車にすべてのギアを装備できるので荷物を背負う必要がありません。さらに、自転車であれば、徒歩よりも長い距離を移動することができます。そのため、キャンプ旅行の道中に、気軽にさまざまな目的地を訪れることもできるのです。

円滑に旅をするためには、適切なギアを選び効率的にパッキングすることが不可欠です。ここでは、その道中で役立つヒントや自転車キャンプの基本についてご紹介します。また、スウェーデン北部に住む冒険一家で、アクティブ・ファミリーライフというブログを運営しているオラーズ一家にもインタビューしています。お子様と一緒にサイクリングをするヒントを紹介してくれました。

この記事の内容：

• 自転車キャンプとは？
• なぜ自転車でキャンプに行くべきなのか？
• バイクキャンピングに向けた自転車のパッキング方法とは？
• 荷造りのヒント
• 自転車キャンプの持ち物リスト
• お子様とサイクリング

自転車キャンプとは？

自転車でキャンプに出かけることを「バイクパッキング」や「キャンプツーリング」ともいいます。一般的に自転車キャンプとは、さまざまな目的地を転々と自転車で移動するキャンプ旅を指します。ですが、1つの目的地にしぼってキャンプする場合もこれにあたります。

なぜ自転車でキャンプに行くべきなのか：

1. 徒歩よりもはるかに遠くまで移動できます。遠く離れた場所でキャンプをしたり、キャンプの前にさまざまな場所を巡ることができるのです。
2. 自転車にキャンプ道具載せて移動できます。適切な自転車アクセサリーを搭載していれば、荷物を簡単に運ぶことができます。
3. キャンプを設営した後は、さらに自転車で周辺を探索することができます。
4. チャイルドバイクシートとチャイルドトレーラーがあれば、お子様と一緒にサイクリングできます。

自転車キャンプでのパッキング方法：

適切な自転車アクセサリーを使うことで、1台の自転車にすべてのキャンプ用品を簡単に収めることができます。自転車のスペースを最大限に活用するにはどうすればいいでしょうか？ここでは、いくつかのアクセサリーと、その荷造りのアイデアを紹介します：

リアキャリア：寝袋やテントを上部に載せ、側面にはパニアを取り付けます。

自転車の前部と後部にリア・フロントキャリアを取り付ければ、パニアを4つ取り付けることができ、テントと寝袋の両方を積載できます。キャリアを積んでいない自転車でも、 Thule Tour Rack ならさまざまな自転車に適合しています。

パニアバッグ：衣類や食料、調理器具などを入れます。

パニアとは、リア・フロントキャリアの側面に取り付けるバッグです。自転車の後部に大型のパニアを2つ、前部に小さなパニアを2つ取り付けることができます。Thule Shield Panniers は、防水加工が施されており、小さめの必需品を収納できるコンパートメントを備えています。

ハンドルバー・バッグ：財布やレインジャケットなどの小物の収納に適しています。

ハンドルバー・バッグとは、ハンドルバーに取り付けて、大切なものをすぐに取り出せるようにするためのバッグです。財布や地図、荒天時のレインジャケットなどの収納に最適です。

サドルバッグ：自転車の工具を収納します。

自転車キャンプ時の最悪の出来事は、タイヤのパンクです。この対策として、工具を携帯することが重要です。サドルバッグは、サドルのすぐ下に取り付け、アクシデントに備えたマルチツールやポンプ、予備チューブなどの収納に便利なバッグです。

ハイドレーションパック、ヒップバック：水や小道具、スナックなどを収納します。

重いものを背負わないに越したことはありませんが、ハイドレーションパックは軽量で小型のバックパックで、水分補給に役立ち、旅の途中で必要なスナックも簡単に取り出せます。

ダッフルバッグやバックパック：寝袋、衣類、食料などのキャンプ用品を収納できます。

また、あまり一般的ではありませんが、ダッフルバッグやハイキング用バックパックをバンジーコードでリア・フロントキャリアに固定するというパッキング手法もあります。もちろん、熟練したマウンテンバイカー向けの方法ではありませんが、初めて自転車キャンプに挑戦する人で、手元にあるのがダッフルやバックパックのみという場合には、手軽な方法と言えるかもしれません。

荷造りのヒント：

• 自転車の前部と後部に均等に重量を振り分けるよう心がけてください。
• パニアに荷造りするときは、一番重いものを底に入れます。
• 身軽さを心がけましょう。コンパクトなタオルや寝袋、テントは自転車キャンプに最適です。
• 荷物の量は多くならないようにしましょう。荷物が軽くて後悔することはありませんが、靴が3足もあったら後悔することでしょう。

自転車キャンプ用品のリスト：

• パニア
• ハンドルバー・バッグ
• GPS または地図
• 自転車用スマートフォンホルダー
• 軽量なバックパック
• ハイドレーションパック、またはドリンクボトル
• 自転車用工具
• 携帯ポンプ
• インナーチューブ
• 補給食
• ヘルメット
• サイクルウェア
• 着替え、悪天候に備えたジャケット
• ファーストエイドキット
• スリーピングマット
• 寝袋
• コンパクトなキャンプ用タオル
• 懐中電灯
• キャンプ用コンロ・バーナー
• 食料
• キャンプ用食器と調理器具
• ふき取り用の布

お子様とサイクリング

オラーズ一家は、スウェーデン北部のヘルシングランド地方在住の Thule のファミリーライフアンバサダーです。5人家族のオラーズ家は、大自然の探索や、新しいスポーツへの挑戦を心から楽しんでいます。一家の アクティブ・ファミリーライフ・ブログやソーシャルメディアでは、みんながバックパックを手に取り、ハイキングシューズを履いて、世界を探検したくなるような投稿に溢れています。

一家のお気に入りの遊びはマウンテンバイクです。自転車は長距離の移動に最適で、自転車用のチャイルドトレーラーを使えば小さなお子様を簡単に連れて行くこともできます。

お子様を連れたサイクリングのコツ：

• 慎重にコースを選びましょう。お子様にとってあまりに長距離であったり、過酷なものであってはいけません。
• 旅行の計画を十分に立てて、目的地と、帰宅予定の時間を把握しておくことが大切です。あまり気まま過ぎるのは禁物です。
• とはいえ、臨機応変に計画を変更することも大事です。
• お菓子を忘れずに！
• 旅の途中では定期的に休憩を取り、小川で遊んだり、大きな岩や木に登って遊びましょう。
• 楽しむこと！お子様にとってはスピードや距離よりも楽しむことが一番重要です。

アクティブ・ファミリーライフが繰り広げる冒険については、ブログや Instagram @aktivtfamiljelivをご確認ください。さらにたくさんの刺激を得られることでしょう