It looks like you're coming from United States. Want to go there?
通勤の時間を最大限有効活用し、楽しくて有意義なひとときにするためのアドバイス11項目を紹介します。
2019年、欧州圏の人々が職場への移動に費やす時間は平均およそ25分でした(EU統計局の2020年調査)。
また、米国の人々が職場への移動に費やす時間もだいたい同じで27分でした(米国勢調査局の2019年調査)。
つまり、私たちは往復で1時間近くを毎日の通勤に使っているわけです。なんとも微妙な長さですね。
なんとなく過ごすには長いし、本格的に実りがある作業をするには短すぎる時間。クルマを運転するにしても公共交通機関を使うにしても、移動しながらできることを見つけるのは簡単ではありません。
そこで、通勤時間が楽しくなる11のアイデアを集めました。有意義な時間を過ごしながらもリラックスし、心のバッテリーをたっぷり充電できる方法ばかりです。
バスや電車の乗り換えが何度もある場合はポッドキャストを聴くのがおすすめです。乗り換え先のバスを逃さないために走って移動するときも、ポッドキャストの再生を止める必要はありません。
今は興味深いポッドキャストがたくさん提供されていて、犯罪ドキュメンタリー、政治、歴史、ニュースなどコンテンツの分野もさまざま。短いポッドキャストなら、一口サイズにまとまった情報を職場に着くまでに聴き終えることができます。
重要:特定業界の話題を扱う専門ポッドキャストも、ほとんどあらゆる業界向けに提供されています。仕事に役立つ新しいスキルや、注目度が高まりつつある新しい知識を身につけるチャンスです。
言語学習は、片道30分ほどの時間を有意義に使う良い方法です。毎日1時間かければ、ひとつの外国語の基礎はすぐ身につけることができます。
ほとんどの場合、言語学習アプリやオンラインクラスでは指導の一環として音声版クラスを提供しています。その音声コンテンツはポッドキャストとして無料でダウンロードできる場合もあります(ポッドキャストはとても便利なので)。
通勤中に学べる人気の言語学習アプリやポッドキャストの例:
出勤時の移動は慌ただしいので、本を持ち歩いていても、実質的にはわずかな読書時間しか取れない場合が多いでしょう。
その点、オーディオブックならば、家を出てから職場のデスクに着く瞬間まで聴き続けることができます。
人気があるオーディオブックアプリの例:
マインドフルネスという、何かに意識を集中させて心を整えるテクニックがあります。通勤時間にこれを応用して、過去・現在・未来の不安を追い出し、自分を取り巻く今の瞬間の世界に意識を向けると、精神の疲れを癒やすことができます。
あの女性が散歩させている犬の種類は何だろう? 背後で喋っているカップルの話題は何だろう? 空に浮かんでいる雲は何の形をしているだろう?
ばかばかしいと思うかもしれませんが、ささいな物事に意識を集中しながら歩くことは、頭の使いすぎや将来への不安による大きな重圧から離れ、1日1時間だけでも心の休息を得るために役立ちます。
クルマか公共交通機関で通勤している方は、その交通手段をサイクル、徒歩、ジョギングに切り替えてみてはどうでしょうか(もちろん、距離的に無理がない範囲で)。移動をエクササイズにしてしまうのは、毎日1時間ほどの通勤時間を有意義に活用する良い方法です。これには、ジムに通うための移動時間を節約できるメリットもあります。
シューズ収納コンパートメント付きのバックパックにすると、仕事用の着替えや替えシューズを気軽に持ち運ぶことができます。
職場まで長い距離をサイクル通勤する場合は、雨に備え、耐水性能の高いバックパックを選ぶのがおすすめです。
読みかけの小説の続きが気になって仕方ないのなら、その小説を読みながら通勤するのもOK。ただし、新しい本を読み始めるのは考えものです。行き先に着いたところですぐ中断させられるストレスを感じるくらいなら、雑誌や新聞を読むほうがいいでしょう。
バスに乗る20分ほどの時間でも短い記事なら難なく読めるからです。また、職場に着く前に幅広いトピックをチェックし、同僚との新しい会話ネタを仕入れることもできます。
2020年、ある学生が学術誌『Frontiers in Bioscience』で発表した研究によると、瞑想する習慣を長期間続けた人々には、不安やストレスに関する部分の脳に変化が見られたそうです。
つまり…、前方の道路状況に注意し続ける必要がなく、クルマやサイクルのハンドルを握り続ける必要もない方は、ちょっと瞑想を実践してみる価値があるかもしれません。
Headspaceなどの瞑想アプリを使うと、ガイドに従って短時間の瞑想を行い、仕事に取りかかる前の頭脳をすっきりさせることができます。Calmというアプリの場合、ガイド付き瞑想の所要時間は3分~25分です。また、Insight Timerというアプリでは、タイマーを設定して自力で瞑想することができます。
ほとんどの瞑想アプリでは、ストレス軽減、呼吸法エクササイズ、不安解消、そして感謝など、自分の目的に応じた瞑想の仕方を選択できます。
クロスワードパズルが認知にもたらすメリットについては1970年代から研究が続けられています。1977年、タフツ大学のレイモンド・ニッカーソンが心理学分野でおこなった研究では、クロスワードパズルは語彙数を増やすために役立つという結果が示されました。
また、もっと最近の2015年には、高齢者の認知機能改善とクロスワードパズルとの間に相関関係が見られるという研究結果が『American Academy of Neurology』誌に発表されています。
そうした実用的なメリットはさておくとしても、パズルを解くのは単純に楽しいことです。数字が好きならば数独パズルなどを選ぶのもいいでしょう。
レシピアプリをダウンロードし、見るからに美味しい料理の作り方を調べながら帰宅しましょう。
レシピの情報を見ていると、新しい料理に挑戦したくなります。また、レシピアプリには気に入ったレシピを自分のフォルダーに保存しておく機能があるので、作りたい料理のレシピをまとめておくと、スーパーに買い出しに行くとき、必要な食材をすぐにチェックできて便利です。
おすすめレシピアプリの例:
バスや電車に乗っている時間が長い場合は、刺繍、編み物、織り物をじっくり楽しめます。たくさんの道具を持ち込むことが必要になる趣味は難しいですが、こうした手芸はちょっとした道具だけでできるのが嬉しいところ。
しかも、編み針や刺繍針は作りかけの作品に付けたまま持ち歩けるから、バックパックから一式をさっと取り出し、瞬時に取りかかれます。
慣れてきたら、友達や家族に贈るクリスマスギフトを作り上げることも可能。毎日1時間ほどの通勤時間を楽しく有意義に活用しながら、仕事を忘れて気分転換することができます。
一日の仕事と通勤に必要なもの一式を持ち運ぶ通勤用バックパックや通勤用ブリーフケースには、良いものを選ぶことが肝心です。通勤バッグ選びによって、その日に行うアクティビティ全部の能率に格段の差がつきます。
最高の通勤用バックパックを探すときは、手早く使えるポケットの機能に注目しましょう。雑誌を読むのに夢中で電車やバスを乗り過ごしそうになったとき、即座に雑誌を突っ込んで飛び出すためには、クイックアクセスポケットの存在がとても重要です。
サイクル通勤の場合は、悪天候からの保護効果が高い通勤用バックパックを選びましょう。
公共交通機関での通勤なら、盗難防止機能が充実したバックパックが役立つかもしれません。隠しポケットや、金具を固定できるジッパーがあると、知らない人が無断で中身を取り出すことは難しくなります。
その他の盗難防止機能としては、ショルダーストラップを乗り物のポールや肘掛けにくくり付ける機能などがあります。これは電車やバスでのひったくり被害を防ぐために役立ちます。
人生、一刻一秒もムダにせず何かを生み出し続ける…というわけにはいきません。とはいえ、通勤のたびに必ず発生する1時間程度のひととき。せっかくですから、楽しく何かに熱中する時間や新しいことを知る時間にしましょう。
いろいろなアクティビティを考え合わせ、あなた自身の通勤スタイルに最適なやり方を見つけてください。
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